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    Q H形鋼をクレーンで吊り上げるにはどうする?

    A H形鋼梁用の吊りクランプでフランジの2カ所をつかみ、クレーンで吊り上げます。

    U字形の吊りクランプは、レバーを回すと締め付け用カムが開口部に出て鋼板をつかむ(手動式ロック)、ラッチを鋼板に押し込むと締め付け用カムが開口部に出て鋼板をつかむ(自動式ロック)などの機構により、フランジ部分をつかみます。重みがかかると、つかむ握力も増える仕組みです。吊り上げ後にブラケットと接合後に、レバーを逆に回すなどしてロックをはずします。吊りクランプがしっかりと留まっていないのは非常に危険で、玉掛け作業者の資格保持者が行う必要があります。

    ・玉掛けとは、クレーンで吊る際に、荷を吊り具に掛ける、はずす、クレーンへ合図するなどの作業のことです。クレーンのフックに掛けるワイヤーの輪状の部分をアイ(目)といい、それが玉の形をしていることから来ているとされています。また荷が宝物(玉)のように貴重なものだから、玉石を吊り上げるときに縄を結んだからなどの説もあります。
    ・「巻き上げろ!」の合図を、「ゴーアヘッド!」(go ahead始める)、「ゴーヘイ!」。「巻き下げろ!」は「スラー!」(slack away:たるませる)とすることもあります。
    ・カム(cam)とは、回転を直線運動に変える機構部分。エンジンのカムが代表例。
    ・梁を落とす事故、クレーンが倒れる事故が起きていますので、安全管理を厳重にする工程です。

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    読者の方が間違いを見つけてくれました。p9右段9行目 「破水 はふう」→「破封 はふう」。p146下の記憶術の囲み「三m」→「三mm」。p179中央イラスト内文字「バベル角度」→「ベベル角度」。p218上の記憶術内、約1尺の板180cm、約1間角の平地→30cmの180cm、30cmが逆。p323上の図中「振幅」はx軸から波の上までの高さ。p326下の式で、カッコ内の「logIo/I」→「logI/Io」。p359下イラスト内「ライナー」→「ランナー」。まことに申し訳ありません。​​

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