Q 溶接時の低温割れとは?
A 200~300℃より下の温度で、急熱急冷や水素による脆性化と収縮の引張りにより発生する割れのこと
溶融金属の温度が急冷されると、急熱急冷=焼き入れの効果で粘り、延性がなくなり脆性化します。また温度が低いと水素が侵入しやすくなり、水素脆性が起こります。そこに急冷による収縮が加わり、割れてしまうのが低温割れです。ビードと平行な縦割れ、ビードと直交する横割れ、付け根(ルート)で割れるルート割れなどがあります。低温割れを防ぐには、低水素系溶接材を使う、溶接前に予熱を行うなどの対策が必要です。
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