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    Q 溶接時、パス間温度はどうする?

    A 一定(350℃など)以下とする

    パス(pass)とは、始点から終点まで動かす1回の溶接作業のこと。パス間温度とは文字通りパスの間の温度ですが、正確には次のパスを溶接する直前の溶接部および近くの母材の温度となります。パス間温度が高いと溶融金属の冷却速度が小さくなって、金属組織が粗くなり、強度や靭性が低下します。よってパス間温度は350℃などの一定温度以下とします。温度は溶接材料(ワイヤ)の種類によって決まります。また気温が低い場合は低温割れ、急冷による靭性低下のおそれがあるので、溶接開始前に50℃以上などに余熱(ウォームアップ)をします(建築学会 「溶接接合設計施工ガイドブック」)。

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