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    Q フランジ、ウェブとは? H形鋼とI形鋼の違いは?

    A H形、I形の外側の板がフランジ、中央(腹)の板がウェブ。 I形鋼のフランジの内側は、傾斜しており、フランジ端部は円弧状となっている。

    フランジは外側の板で、主に曲げ、圧縮、引張りに抵抗する部材。外側にあるフランジが、曲げの際に大きく伸び縮みして、大きな引張り、圧縮を負担する仕組み。ウェブはフランジをつなげる中央の板で、曲がるときにフランジを一緒に曲げる役と、せん断を受け持ちます。I形鋼はフランジの内側が傾斜しているので、ボルトを締める際には勾配付きの座金が必要となります。柱梁には一般に、I形鋼ではなくH形鋼を使います。H形鋼の寸法表記では、H-成×幅×ウェブ厚×フランジ厚となります。

    ・flange:つば、耳。接合のための配管のつば、サッシのつばも、フランジと呼びます。
    ・web:腹板、板と板をつなぐ補強板。
    ・洋書を読んでいると、H形鋼を指してI-beamと書かれていることがあります。H形鋼は梁では横倒しにして使うので、I形とした方が分かりやすいですが、日本では規格がそもそも違うので、H形鋼を指してI形鋼と言うのは間違いです。

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