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    Q 柱梁接合部でフランジを接合しないことはある?

    A ピン接合の場合、ウェブだけ高力ボルトか溶接で接合してフランジは離します。

    ウェブを柱のガセットプレートに高力ボルトで接合し、フランジは柱から離す場合、剛節点ではなくピン(滑節点:かっせつてん)となります。大梁(G梁:Girder)から大梁に架ける小梁(B梁:Beam)の仕口も、同様にウェブだけ高力ボルト接合とし、フランジは離すのが普通です。

    ・ピン(pin)とは細い棒が原義で、細い棒を心棒として回転する接合部を指すようになりました。回転する柱梁接合部の滑節点(かっせつてん)や柱脚の回転端です。しかしクルクルと回転するピンをつくるのは難しく、角度の変わらない剛接合ではない接合部、疑似的なピンとすることが多いです。構造計算のしやすさから、ピンと仮定しているわけです。柱梁の直角を維持するために筋交い(ブレース)を入れたり、駐車場の屋根などの小規模な建物ではそのまま使われたりします。

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    読者の方が誤植を見つけてくれました。p9右段上から9行目 「破水 はふう→破封 はふう」  です。申し訳ありません。

     

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