Q 高力ボルト孔中心間距離(ピッチ)は、( )d以上 (d:直径または呼び径)
A 2.5d以上
高力ボルトどうしを近づけ過ぎると、孔と孔との間の鋼板面が小さくなり、鋼板どうしの摩擦力が得られなくなります。孔には摩擦力は発生しません。また孔どうしが近くなると、狭い鋼板に圧縮力が集中し、鋼板が壊れやすくなります。高力ボルト相互間の中心間距離(ピッチ)は、ボルト径の2.5倍以上、標準はそれに20~35mm足した値とされています(S接指針)。標準ピッチは、締付けによる材間圧縮力の分布範囲、締め付け器具(電動レンチ)の作業性も考慮して決められています。材間圧縮力は2.5dを超えて及んでいます。
・令68に「高力ボルト、ボルト叉はリベットの相互間の中心距離は、その径の2.5倍以上としなければならない。」とあります。普通ボルトでも2.5d以上とされています。
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読者の方が誤植を見つけてくれました。p9右段上から9行目 「破水 はふう→破封 はふう」 です。申し訳ありません。
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