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    Q 溶接のスパッタとは?

    A 溶接時に飛び散る金属粒やスラグ(かす)のこと

    溶接をすると、周囲に金属やスラグの粒が飛び散ります。鋼材表面に付いた細かいブツブツした粒がスパッタ(spatter)です。スパッタはタガネや、圧縮空気で針を高速に動かすジェットタガネなどで取り除きます。

    ・スラグ(slag)とはかす、くずのこと。溶接のスラグは、溶接時に金属から分離して出るかすで、ケイ素やマンガンの酸化物、SiO2、MnOなどです。溶融金属中の酸素を取り除くために、ケイ素、マンガンなどが脱酸素剤として、溶接棒、溶接ワイヤに入れられています。それらが酸素と反応して酸化物となり、溶融金属の表面に浮き上がります。スラグが溶融金属内部に入ってしまうと、溶接欠陥となります。
    ・鉄を鉄鉱石からつくる際に出るかすは高炉スラグといい、セメントに混ぜて高炉セメントの材料となります。高炉セメントは長期強度が大きく、水密性、化学抵抗性に優れ、アルカリ量が少ないためアルカリシリカ反応も抑制できます。

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