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    Q 角形鋼管の柱を溶接で継手する場合、どんな溶接とする?

    A 全周、完全溶込み溶接とします

    角形断面の柱は高力ボルトで締めて継ぐことができないので、4周を完全溶込み溶接します。事前に鉄骨製作工場で、裏当て金を組立て溶接で付けておきます。角形鋼管用の裏当て金が、製品として出ています。建方においてクレーンで吊り下ろし、エレクションピースで仮留め。建て入れ直しで垂直を確保した後に、完全溶込み溶接で接合します。
    完全溶込み溶接で柱は一体となり、継ぎ目なしの柱と同様になります。部分溶込み溶接の場合は、計算によって安全を確かめる必要があります。重い荷重の載った柱とはいえ地震時に強い曲げモーメントがかかり、場合によっては板に引張り応力が生じることがあるからです。

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