Q 高力ボルト孔の余裕は?
A d<27mmでは2mm以下、d≧27mmでは3mm以下 (d:公称軸径)
孔径がボルト径ピッタリだと入らないので余裕を持たせますが、余裕がありすぎると力がうまく伝わらなかったり、すべった時に変位量が大きくなってしまいます。高力ボルト孔の径は、引張り強さの高低、溶融亜鉛メッキか否かには関係せず、ボルトの軸径のみで決まります。軸径は27mm未満が多いので、プラス2mmが基本となります。M22は軸径が27mm未満なので、孔の直径は軸径に2mmプラスして24mm以下とします。M30では3mmプラスして、直径33mm以下の孔とします。。普通ボルトは高力ボルトの場合の2mm、3mmの半分、1mm、1.5mmです。ただし境となる軸径が27mmではなく、20mmです。ついでに覚えておきましょう。(令68)