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    #高力ボルトの本数 #摩擦面の枚数 #基準張力 #設計張力 #標準張力
    Q 高力ボルト摩擦接合の短期許容せん断応力度は
    (1)1面せん断ボルト2本では( )×T0
    (2)2面せん断ボルト2本では( )×T0

    A (1)2×0.45×T0 = 0.9×T0  (2)4×0.45×T0 = 1.8×T0

    ボルトが2本になると、ボルト張力の影響範囲が2倍になるので、摩擦力も2倍になります。摩擦面が2枚になると、摩擦力が伝わる面が2倍になるので、摩擦力も2倍になります。ボルトが2本で摩擦面が2枚だと、合わせて2×2=4倍となります。

                          短期     長期
    1面せん断、ボルト1本・・・1×1=1 → 1×0.45×T0    1×0.3×T0
    1面せん断、ボルト2本・・・1×2=2 → 2×0.45×T0    2×0.3×T0
    1面せん断、ボルト3本・・・1×3=3 → 3×0.45×T0 3×0.3×T0

    2面せん断、ボルト1本・・・2×1=2 → 2×0.45×T0 2×0.3×T0
    2面せん断、ボルト2本・・・2×2=4 → 4×0.45×T0 4×0.3×T0
    2面せん断、ボルト3本・・・2×3=6 → 6×0.45×T0 6×0.3×T0

    ・基準張力とは基準法上の最低限守るべき張力、設計張力は構造計算時の張力、標準張力は実際の導入張力です。標準張力は構造計算時設計張力より少し大きく、安全側に設定します。基準張力<設計張力<標準張力の順となります。張力が大きい方が摩擦力は大きくなります。基準法ではN/㎟と平方ミリメートル当たりで記されていますが、一般には軸断面積をかけた、ボルト1本当たりの張力(kN)で数表がつくられています。

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